純和会

毎日生きて思う事

純帆の組手

構えが完全に拳法だ。一見少林寺拳法かと間違えるくらいだ。だけど無理もないよ。純和会は清心流から独立したわけで、それも清心流の原点回帰を目的にしていたんだ。清心流は元は清心流空手拳法といったんだ。純帆には稽古前には必ず簡単な稽古をつけて来た。予習みたいな感じでな。純帆の組手は無駄を省いた動きが出来ているから、苦手な素早い動きも出来るようになった。下手な拳法家だと組手をやった時、構えが崩れてしまうがそれもない。俺の歳になると遠間では組手が出来ないので、近間にするんだけど、それでも純帆は対応してしまう。必ず相打ちに持ち込んで来るからな。突きは重い。棒で突かれたような感じがするくらいだ。そんなに器用な子ではないよ。だけど完璧主義でな。それだけ頑張ろうとする。俺の理想に近い。f:id:jyunwa3838:20230816084910j:image