先日、以前少年部に通っていたヒナタくんが治療に来た。黒帯も取得しているんだ、この子は。現在高校生で岩手県の学校に通っているらしい。たまたま春休みで帰省していて、腰が痛いからということでウチに電話したそうだ。今はテニス部で活動してるらしく、道場で受け身の練習を当時からやっていたが、テニスでそれが役に立っていると言うんだよ。空手をしっかり学んだ人は他の競技をやった時に動きが普通の人とは違うことはよく聞く。軸がしっかりしてるとか、機微な動きに遅れを取らないとかね。このひなたくんは今でも家に帰った時に、空手の形をやっているというんだ。空手のことは今でも好きだと見える。今後も活躍してほしいね。
一般部指導
昨日昼にわざわざいわきから通って来る人を指導した。定期的に通えるならいいが、そうは行かない場合、準会員としての登録となる。昨日、昼間は仕事を抜けてな。夜は少年部があったが裕子に任せて仕事した。このいわきから来る人、しばらく道場に来れなかったんだよ。仕事が忙しくてな。関節技の練習だけ。打撃系は練習しない。以前教えたことを復習してみたり、新しい技の掛け方を教えたりした。ちょっと長いこと離れてたから忘れてしまったようだ。やってないとどうしても覚えてはいられないよなぁ。俺も関節技はしばらく練習してなかった。思い出すにも時間がかかったな。習う方となればまた思い出すとはいかない。関節技は難しいから。面白いけどな。
一般部
県大会は世界大会ルールで行われる事に決まったが、一般部のメンツには特に変わった事はなかった。どのルールでもいいくらいに感じてるのか。遠藤さんは投げ対策がほしかったようだったから指導はしたよ。今日は少年部指導だから、世界大会ルールで行う事を話すつもりだ。だからって同様してはいけない。いつもの自分の組手をすればいいだけのことだから。急に組手の仕方を変えようとする子もいるだろうが、そこは注意しなければならない。今日は裕子が少年部を見る。裕子にはその旨伝えてある。
県大会
福島県硬式空手道選手権大会を世界大会の日が近いという事で世界大会ルールで行おうという話が出た。会長からね。俺もいきなりだし、ウーンと電話で言いながら反対の気持ちが出ていたんだ。もっと時間があるなら反対の気持ちは出なかったと思うけどさ。ただ世界ルールに合わせなきゃならないのも確かだし、ウチだけでなく他の道場もこれからなんだよ。なら有利不利はないし、どうせやらなきゃいけないなら今からでもいいかと思って世界ルールに賛成したんだ。世界ルールは全日本ルールより有効技が多い。全日本慣れするとスマートな組手が出来上がるが、世界大会はその点ガチャガチャしてるようだ。ただし、世界ルールに変わるからといって組手の仕方まで変える必要はないんだよ。いかに自分の組手が出来るかどうかだからさ。多少制約が少ないルールだろうと、海外の人間は全日本ルール知らないんだから、そのスタイル自体知らないんだもん。根本の多撃必殺思想が共通なら組手をいじる必要はないと考える。空手は一つ。流派が沢山なのにそれはないと考えがちだけど、空手は一つというのはスタイルは自分だけのものと捉えている。俺はその点会長にはなれねぇなぁ。今回のような決断は俺には出来なかった。
健康空手
今更上手になろうとかそんなこともない。ただただ歳を重ねても元気でありたい目的の方にはこのクラスは最高。どうしても空手と言うと瓦を割るとか格闘技などのイメージが強いけど、空手本来の姿に格闘技とは違うし、それこそ健康増進に繋がるものだからな。最近は若者は格闘技なんかやらない。年配の方の方が空手をやりたがる時代になってきた。昭和とは違って令和だからな。強くなっても何の意味も持たないと思ってるのか、最近の子は労力使うものを嫌うからな。携帯一つで稼ぎができるんだもん。今現在の子は身長こそスラッとしてるけど、脚は細いもんな。筋肉量が減ってきてるんだと思うよ。脳みそばかり発達するのも将来あまり期待出来ないけどなぁ。
道場指導
少年部に加え一般部の竹下指導員とリョウマくんが一緒に練習した。2人とも大会のダメージが抜けない状態だけど、休まず練習するんだなぁ。もちろん組手は出来ないけど。仕事などで疲れてる時こそ練習した方がいいんだ。疲れもとれるから。どうしても休みたくなっちゃうけどさ。リョウマくんは形と攻防連鎖、竹下指導員は指導が主で、攻防連鎖には指導がてら参加した。俺も疲れてたなぁ。でも筋トレと形をやっておいた。毎日が自分との闘いだ。それを忘れると少年部に威圧的になる。
